INNOVATION
新規施設・店舗の電気設備における電子ブレーカーの活用
設備容量が50kWを超えても、キュービクル以外の選択肢を検討できます
電子ブレーカーとは?
電子ブレーカーは、内蔵されたCPUとセンサーにより電流値をリアルタイムかつ正確に監視・制御する先進的な機器です。
電気用品安全法(PSE)の許容範囲を最大限活用した電力使用を可能にします。

電子ブレーカーの大きな魅力は、設備容量が大きくても契約容量を50kW未満に調整できる可能性があります。
これにより、新規出店・建設時のキュービクル設置コストを回避できるケースがあります。
MERIT
新規施設・店舗における電子ブレーカー選択のメリット
01初期投資の大幅削減
- 新規施設・店舗の
開業コスト比較 - ・キュービクル設置費用:約300~1000万円(土地代、基礎工事、本体費用など)
・電子ブレーカー導入費用:約100~300万円
開業時の初期投資を200~700万円削減できる可能性があります
02工期短縮とスペース効率の向上
- 開業準備のメリット
- ・キュービクル設置:通常2~3ヶ月の工期が必要
・電子ブレーカー:約2週間程度で設置可能
- 店舗・施設スペースの
有効活用 - ・キュービルは約5~10㎡の専用スペースが必要
・電子ブレーカーは既存の配電盤横に設置可能
03ランニングコストの最適化
- 月々の固定費削減
- ・電気料金の基本料金:適正な契約容量設定により20~60%削減可能
・保守点検費用:キュービルの法定点検費用(年間約15~25万円)が不要
04将来的な柔軟性
・事業拡大に応じた段階的な設備投資が可能
・初期投資を抑えることで、事業立ち上げ時のリスク軽減
PATENTED TECHNOLOGY
当社電子ブレーカーの特徴
「コンピューター式電子ブレーカー」は、従来の電子ブレーカーの概念を一新する革新的な電力管理システムです。
主開閉器契約として設置するだけで、電力使用量を変えることなく基本料金の削減を実現します。
本製品は特許取得済みの独自技術を採用しており、電気用品安全法(PSE)適合検査証明書を取得した安全性の高い製品です。
このため、安心してご導入いただけるだけでなく、確かな技術に裏付けられた電力コスト削減効果を実現します。

高圧回避の強力なサポート
契約電力が50kW近くまで増加し、高圧電力への切り替えを検討されている事業所に最適なソリューションです。
200Vの設備では、ブレーカー容量を142A未満に抑えることで49kW未満を実現し、高圧回避が可能となります。
当社の「コンピューター式電子ブレーカー」の特長は、常時使用電力(消費電力)と起動電力を賢く管理する点にあります。
これにより、
・キュービクル等の高額な高圧受電設備の導入コスト回避
・高圧契約に伴う基本料金の大幅増加を防止
・電気主任技術者の選任や法定点検など、保安管理義務の免除
・設備運用における自由度の維持
を同時に達成。事業拡大を妨げることなく、電力コストを最適化します。
起動電力と常時使用電力の最適管理
一般的に問題となる「起動電力」と「常時使用電力」の関係を当社システムが自動で最適化します。
・ブレーカー容量の最適化: 200V設備では142A未満、つまり49kW未満に抑えることで高圧回避を実現
幅広い対応力
低圧電力(3相3線式)や電灯契約(単相3線式)に対応し、高圧からの低圧化にも活用可能です。
様々な業種・規模の施設で導入いただける柔軟性を備えています。
信頼性と安全性
PSEマーク取得済みで、経済産業省統括の電気安全環境研究所(JET)の適合証明も取得。
全国の電力会社で認可されており、主要部品はすべて国産で構成されています。豊富な導入実績が当社製品の信頼性を証明しています。
業種別導入メリット

コンビニ・ドラッグストア
設備特性 : 冷蔵・冷凍設備とエアコンが主な電力消費源
メリット : 短時間稼働設備の特性を活かした契約容量の最適化
導入効果 : 初期投資・固定費削減で早期の黒字化をサポート

飲食店・居酒屋・カフェ
設備特性 : 厨房機器とエアコンの稼働が主な電力消費源
メリット : 時間帯による電力使用のピークを考慮した契約設定
導入効果 : 初期投資削減で内装・設備投資に予算を振り分け可能

コインランドリー
設備特性 : 洗濯機・乾燥機が大電力を消費するが同時稼働が少ない
メリット : 負荷の分散を考慮した設計で契約容量を最適化
導入効果 : 初期投資削減と月額固定費削減で収益率向上

介護施設・クリニック
設備特性 : 空調・照明・給湯設備が主な電力消費源
メリット : 空調の同時稼働を考慮した契約容量設定
導入効果 : 初期投資削減で設備・人員投資に予算配分可能

ショールーム・展示場
設備特性 : 照明・空調・展示用電源の使用
メリット : 営業時間外の省エネを考慮した契約容量設定
導入効果 : 初期投資と固定費削減による運営コスト最適化

工場・自社ビル
設備特性 : 大型設備と空調・照明の複合的な電力使用
メリット : 実際の電力使用パターンに基づく最適な設定
導入効果 : 初期建設コスト削減と継続的なランニングコスト抑制
E-BREAKER CASES
新規オープン・新築時の電子ブレーカー導入事例
※東京電力:低圧基本料金 1,155.84円
2024年4月の基本単価により算出
コンビニエンスストア

飲食店

コインランドリー

ショールーム

ELECTRICAL DESIGN FLOW
新規施設の電気設備設計から導入までの流れ
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01出店・建設計画の段階でご相談ください(無料)
当社の電気設備専門スタッフが、計画中の施設の設備容量や電力使用パターンを分析し、キュービクルが必要か電子ブレーカーで対応可能かを判断します。
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02詳細設計と見積り提案
施設の図面や設備リストを基に、電力使用のシミュレーションを行い、キュービクルと電子ブレーカーそれぞれの場合のコストを比較。初期投資とランニングコストを含めた総合的な判断材料をご提供します。
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03設計・施工
お客様のご判断に基づき設計を確定し、建築工程に合わせて電気設備の施工を行います。
電子ブレーカーの場合は、電力会社との契約手続きや書類作成も全面的にサポートします。 -
04開業後サポート
施設のオープン後も、実際の電力使用状況に合わせて契約容量の調整や運用アドバイスを提供。
将来の拡張計画にも対応します。
FAQ
よくある質問
当社でお客様からよくいただくご質問をまとめました。新規施設の電気設備選定において、疑問点や不安な点の解消にお役立てください。
電子ブレーカー導入に関する主要なポイントを以下にご紹介します。
新規施設の電気設備に関する
よくある質問
- Q新規出店・施設建設時、どのような場合に電子ブレーカーが適していますか?
-
A冷蔵・冷凍設備、厨房機器、洗濯機・乾燥機など短時間稼働または時間差で稼働する設備が多い施設に特に適しています。
コンビニ、ドラッグストア、飲食店、コインランドリーなどは導入効果が高い傾向があります。 - Q将来的に店舗や施設を拡張する予定がある場合は?
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A 拡張計画を含めた長期的な視点でご提案します。
最初から大きなキュービクルを設置するより、段階的に電力設備を拡張する方が、初期投資を抑えるメリットがあります。
拡張計画の規模や時期に応じて、将来的にキュービクルへ移行する計画も含めて検討できます。 - Q他の業者からはキュービクルしか提案されなかったが、なぜ?
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A 従来の常識では「50kW以上= キュービクル」と考えられてきました。また、キュービクル設置の方が工事金額が大きくなるため、電気工事業者が積極的に代替案を提案しないケースもあります。
当社は電気設備のコスト最適化を専門としているため、幅広い選択肢をご提案しています。 - Q電子ブレーカーを選択した場合、将来的にキュービクルへの切り替えは可能ですか?
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A もちろん可能です。事業拡大に伴い、将来的に電力使用量が大幅に増加した場合は、キュービクルへの切り替えも検討できます。開業初期の投資を抑え、事業が軌道に乗った段階で追加投資を検討するという選択も可能です。